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彩湖道満トライアスロン完走記 (08.8.10開催)

 

お疲れ様です。昨日、彩湖道満トライアスロンに参加してきました。
以下レポートです。だらだらと長いですが、暇がある方は読んでください。

TOTAL 6:29:08
SWIM 1.5km   0:33:28
BIKE 80km   3:19:53
RUN 24km  2:35:47

【SWIM】
コケだらけの階段を降りながら入水、つるつる滑ってコケそうになる。(このギャグも既に滑っている!?)
しかしながら渡良瀬よりは視界良好。となりの人がプカプカ浮いているのが水中でも確認できるくらい。軽く試泳、水温も丁度良い。曇り空で気温も上がりそうになく、この上ないベストコンディション。
そして、スイムスタート。この大会は他の大会と違ってプアーンというホーンではなく、運動会で使われるピストルがスタート音。
岸沿いを1人〜2人ほど挟んだ位置で泳ぐ、右側呼吸の僕は、息つぎの度に沿岸で応援している人が見える。でも、右耳にも水が入っているので声は聞こえない。
僕の位置にいる人が多いのか、ずっとぶつかり合ってバトルが続いている状態。
まあ、これはこれで心強い。1人旅は危険な時も多いから。
ぶつかり合う状態が続いたまま、残り100mの鐘を聞く。体力は充分残っている。
スパートを意識するも、前がつかえて進めない状態。まあ、制限時間の40分は大丈夫だろう。これから、長いし無理する必要も無いと思いそのままのペースでスイムアップ。
時計をみると35分(実際の記録は33分だった)。やっぱり去年銚子の31分の自己ベストには遠い・・・。あの時はまぐれだったんだろうか。
トラジッションエリアに行くともりこさんがバイクに出る準備を終えたところだった。
声をかけると、「口の中蹴られて切っちゃいました!どうしようかと思ったけど、そのまま走っちゃえばと言われたのでいきます。」との事。
確かに密集していたなぁ。大事が無いといいけどと思い、こちらも準備。

【BIKE】
今回初めて使ったDHバー。
ろくに練習してないので、スタート直後まごつく。
実際走り出してみると、確かに腕をおけるというのは楽かも。という印象。
ポジションが変わったので、特に前腿と腰に負荷が強い気がするが、慣れればこれの方が速いのだろうか。
道幅はあまり広くないし折り返しのカーブも多い、結構テクニカル。
コース後半には結構アップダウンもあるので坂が苦手な僕はそのあたりで抜かされる。
と言っても平坦路でも抜かされる。「やっぱバイクもっと練習しなきゃなぁ。」とつぶやきつつ周回を重ねる。
半分の4周を回ったあたりで、結構腰に疲れが溜まったのが分かるようになる。
オリンピックディスタンスなら、ここでバイクアップでランなのに・・・。これからあとまた半分か・・・。
そんな事を考えながら5周目を半分過ぎたところあたり、後輪から嫌な振動が伝わってくる。あの、ゴツゴツとした感触・・・。「バーストだ!」
10m程走って、右脇に止めて確認する。見事な位に後輪がペシャンコ。
あーしまった!前日、DHバーを着けて終えて引き取る際に自転車屋から「ちゃんと点検もしておいたので」という声を聞いて安心しきっていた。確かにブレーキワイヤーもシフトワイヤーも張り直してくれたみたいで、効きが良かった。タイヤも乗り味が固かったので大丈夫だと安心しきって、空気圧を見ていなかった・・・。
悪態をついても仕方が無い、制限時間も迫っている中でDHFが脳裏をよぎった。
しかし、最終要項の中で「パンクしたら幸運だと思って修理してください。」という一文を思い出す。バイクにはチューブも空気入れも道具(といってもタイヤレバーのみ)も積んでいる。
「やるか」
バイクを草むらに倒して後輪を外し、タイヤレバーでタイヤを外してチューブを引き出す。
多摩川でパンク修理を経験し、家でもやっていた経験が活きた。
後ろから何台もバイクが通り過ぎる。彼らが自分を見て思うのは嘲笑か哀れみか・・・。しかしそんな事は関係ない。僕はリタイアする為にここまで来たのではない。
何としてでも時間外でも完走するのだと言い聞かせる。
新しいチューブを入れ直し、少しだけ空気を入れてタイヤをはめ直す。さらに半分まで空気を入れてバランスを見る。一度空気を抜いてまた入れ直す。これでOK。
何分ロスしたか分からないが、走り出す。
5周目を終わったところで、平均時速を確認、25kmと表示。
修理していた間もメーター回していたので、そのロスタイムを入れてここまで平均時速が25kmだったと言う事。それまでは、30kmそこそこだったので、時速5kmをロスした事になる。
4周と半分を回った時点で、時間が1時間30分位だったとすると、1.5h×5kmで、バイクで7.5km分のタイムロス。時間にして15分程度。ランだと3km位のロスか・・・。
とにかく、完走だけはしないと。自転車は元通りの状態になったが、漕いでいる身体の状態はあまり変わらない。すこし走るとすぐにまた腰が痛み出した。
後半途中のエイドで、ランに備えてバナナ2本補給。何とか踏ん張りながらバイクアップ。
バイク終了時で3時間50分経過していた。

【RUN】
残り2時間30分くらいでランスタート。
キロ6分ペースを守られれば制限時間内にフィニッシュできる。
気を取り直して走り出す・・・・と400m位で左太腿が痙攣。
いたたた・・・。走るのを止めて伸ばしたりするが少し走るとまた痙攣。
こんな事を繰り返し、一向に進まない。
再びDNFが頭をよぎる・・・。
そうしていると走り去る韓国人選手から励まされた。「*※ω‐# ハセヨ」(ハセヨの部分も不明・・・)何を言われたか分からないがとにかく励まされているらしい。
気を取り直して走り出す。
やっぱり塩分が足りないのか・・・。エイドまで踏ん張って梅干を食べる。実は梅干は大の苦手。でも背に腹は変えられない。必死に口に含んで水で流し込む。
そうしているうちに、足取りが戻る。しかし、やっぱり重い。エイド通過の度に梅干補給。
ふと4周目を過ぎたところで、残り時間30分に気がつく。キロ6分で走ってギリギリ。制限時間内にゴールできるかも。バイクでパンクして修理時間をロスしたが間に合うかも知れない。
そう思って、走り続けるがスピードは上がらない。
焦る。ここで時間内にゴールできなければ、数秒差の4位でメダルを逃すオリンピック選手のようなもの(かなりレベルは違うが・・・)だ。
そう思いつつ、この緊張を味わえるのは幸せ者だと言い聞かせて走る。
ここのコースは見晴らしが良いので、自分がゴールからどのくらいの距離にいるのかがわかりやすい。時計を見ながら、近付いてくるフィニッシュゲートを追いかける。
フィニッシュエリア少しずつ大きくなってきて、人が増え、声援も増えてきた。
最後は死にそうな顔で、ゴール。
タイムは6時間29分08秒、制限時間の6時間30分ギリギリ。

今回ミドル初参加。制限時間ギリギリとはいえ、バイクのパンクアクシデントを乗り越え完走できたので意義は高い。
しかし、ミドルを楽に完走する能力にはまだ乏しい。
スイムはともかく、バイクとラン特にバイクのレベルアップは引き続き必要だと感じた。
バイクは30km平均で80kmを完走する能力はまだ無い。
また、バイク後のランもキロ5分以内で走りきる力が欲しい。

今年は2年目。なかなかいい成長が出来ていると思うけど、試合に出れば出るほど課題が見つかる。トライアスロンが面白くて仕方が無い。練習量はこれ以上増やせないと思うが、地道にやっていきたい。
あとは仕事・家庭との両立かな・・・。